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「次は絶対勝つから!!」、12連敗の大分・上本が悲痛の叫び

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[6.28 J1第15節 大分1-2鹿島 九石ド]

 最下位の大分トリニータは鹿島に逆転負けで、泥沼の12連敗となった。後半9分にMF清武弘嗣のゴールで先制したが、同16、27分と立て続けに失点し、逆転を許した。試合終了間際にはDF森重真人のクロスにFW高松大樹が頭で合わせるチャンスもあったが、ヘディングシュートはゴール右へ。そのままタイムアップの笛が鳴り、森重はピッチに倒れ込んだまま、しばらく動けなかった。

 試合後のサポーターへの挨拶では、ゴール裏のサポーターと選手が口論になるひと幕もあった。サポーターから「チームはみんなまとまってるのか!?」などと厳しい言葉を浴びせられたが、高松は拡声器で「みんなまとまって、頑張っている」と応じ、DF上本大海も「(選手とサポーターの)お互いが信じ合わなかったら大分自体がまとまらない。信じてほしい。ピッチで証明するから」と叫び、「次は絶対、勝つから!!」と締めると、最後はサポーターもトリニータコールで選手を激励した。

 大分の次節は7月4日、ホームに千葉を迎え撃つ。サポーターの思いに次こそ応えることはできるか…。

<写真>鹿島FW興梠慎三のマークにつく上本

(文 西山紘平)

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