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ロスタイムに2発、最下位大分が奇跡の逆転勝ち

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[8.1 J1第20節 大分2-1名古屋 九石ド]

 大分トリニータは後半ロスタイムに2ゴールを挙げる大逆転勝利で勝ち点3を奪った。就任2戦目のポポヴィッチ監督はホーム初采配で初勝利。スポーツニッポンによると、「これがサッカーだ」と興奮冷めやらぬ様子だった。

 0-1のまま、表示されたロスタイム4分のうち3分以上が経過していた。それでも最後まであきらめることなく、ゴールを狙い、奇跡を起こした。まずはフェルナンジーニョの右クロスにFW高松大樹が頭で合わせ、1-1の同点。その直後、ルーキーのFW東慶悟がMF金崎夢生のスルーパスに抜け出し、決勝ゴールを決めた。

 プロ初ゴールが劇的な決勝点となった東はサポーターの前へ駆け寄り、ガッツポーズ。「あまり覚えていない。でも初ゴールがあんな形でうれしい」と満面の笑みだった。

 今季3勝目だが、依然、勝ち点10で最下位のまま。17位柏とは暫定で勝ち点6差、残留圏となる15位とは暫定で9差ある。奇跡の残留へ。ポポヴィッチ監督は「我々が最下位にいることは忘れてはいけない。この勝利は大きくも小さくもない」と気を引き締めていた。

(文 西山紘平)

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