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山形、中盤でパスミス続発。好調の長谷川を生かせず・・・

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[8.23 J1第23節 川崎F2-0山形 等々力]

 モンテディオ山形は相変わらずけが人が多くベストメンバーを組めなかったが、エースFW長谷川悠に効果的なボールを入れられなかったことが響いた。

 長谷川は最近5試合で4得点と好調だったが、この日はシュート1本。「もう少しキープしたり、サイドに流れてボールを引き出す動きができればよかったけど・・・。マークはきつくなるし、激しくこられるけど、その中でも自分のプレーを出せないといけない」と責任を背負った。

 ただ、エースばかりの責任ではない。この日、DF西河章吾の欠場もあり、ボランチにはMF佐藤健太郎が入り、CBには前節はボランチだった宮本卓也が下がった。2列目もMFキム・ビョンスクが欠場したことで、構成が変わった。「ボランチでミスが出た。早い段階で変えないといけなかった」と小林監督。ボランチの秋葉も佐藤もつなぎのパスでミスをした。再三、パスカットされ、攻撃のリズムを作れなかった。

 急遽、前半36分にMF秋葉に代えてDF園田を入れ、園田をCBに、CBの宮本をボランチに代えたが、強豪・川崎Fを相手に、一度失ったリズムを取り戻すのは難しかった。けが人が多いため、ベンチも流れを変えられる選手は不在だった。

 「味方ではなく、相手を見てパスを出せれば、うちも(点が)取れたと思う。(MFの選手は)FWの足元にボールを入れるのか、スペースに出すのかをもっとはっきりしないといけない」と中盤に効果的なパスワークを求めた小林監督。幸い、連戦が終わり、今後は週1試合のペースに戻る。J1残留に向け、MF古橋らけが人の早期復帰を願いたい。

(取材・文 近藤安弘)

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