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18位・16位対決は見せ場少なくスコアレスドロー

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[9.26 J1第27節 大分0-0柏 九石ド]

 最下位大分トリニータと16位柏レイソルの残留争い直接対決は0-0のスコアレスドローに終わった。

 ともに勝ち点3が欲しい一戦だが、お互いに攻めあぐねる90分だった。前半は柏が高い位置からのプレッシャーでボールを奪ってショートカウンターを仕掛けるなど主導権を握った。右サイドバックのDF村上佑介が果敢に攻撃参加し、FW田中順也も積極的にシュートを狙った。

 前半14分にはFWアンセウモ・ハモン、同28分には田中が決定的な形でシュートを放ったが、ハモンのシュートはGK西川周作が好セーブ。田中は枠を捉えきれなかった。

 徐々に柏の運動量が落ち始めた後半は大分もボールポゼッションを高めたが、フィニッシュの意識が低く、なかなかシュートまで持ち込めなかった。結局、シュート数は3本に終わった。

 柏、山形という残留争いのライバルとの連戦が続く大分にとっては連勝で勝ち点6を積み上げたいところだったが、痛恨の勝ち点1。柏は勝てば降格圏から脱出できる可能性もあったが、勝ち点1にとどまった。とはいえ、これで7戦負けなし(2勝5分)。柏のネルシーニョ監督は試合後のインタビューで「前半は何度かチャンスがあって、そこで決め切れなかったのが勝ち点2を逃した要因。ただ、アウェーで勝ち点1という結果を悪い方に取らずに、一生懸命続けていくしかない」とコメントした。

(文 西山紘平)

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