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大宮がライバルに快勝。浦和は指揮官と幹部が緊急会談

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[10.25 J1第30節 浦和0-3大宮 埼玉]
 「埼玉ダービー」は大宮アルディージャ浦和レッズに3-0で快勝。07年9月の対戦以来となるライバル撃破を成し遂げ、J1残留にも大きく近づいた。
 途中加入したブラジル人FWラファエルが2ゴールと活躍。スポーツニッポンweb版によると、「気持ち良かった。僕のキャリアの中でも間違いなく思い出に残る」と満面の笑みを浮かべたという。
 この勝利で16位柏との勝ち点差は9に広がった。次節にも残留が決まる可能性が出てきた。藤本は「かなり大きな勝ち点3を取れた」と安堵感を漂わせた。
 対する浦和は、試合後にサポーターが大ブーイングを浴びせ、さらにチームバスの出入り口に集まり、罵声を浴びせるなど一時騒然となった。MFポンテが前半40分に2枚目の警告を受けて退場した影響はあるが、その前に先制点を許しており、試合内容もパスミスが多いなど良くなかった。
 フィンケ監督は「もともと運動量が豊富なわけではないので、数的不利になると厳しくなる。カウンターに苦しめられ、ラファエルを抑えられなかった」と“言い訳”したが、GK山岸は「1人少なかったということで片付けてはいけない」と厳しい表情で話し、試合内容の悪さを指摘したという。
 報道によると、浦和は試合後、橋本社長、強化責任者の信藤チームダイレクター、フィンケ監督と緊急会談を実施した。来季は同監督の続投が基本路線だが、正式な続投決定のタイミングなどについては「ノーコメント」と明言を避けたという。浦和が再び、泥沼状態に陥っている。
(文 近藤安弘)

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