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清水と横浜FMは互いに2戦連続無得点…勝ち点分け合う

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[5.26 J1第13節 清水0-0横浜FM アウスタ]

 J1の第13節が26日に各地で行われた。3位清水エスパルスは今季無敗のホームで9位横浜F・マリノスと対戦し、0-0で引き分けた。互いに2戦連続無得点のスコアレスドロー。とはいえ清水は無敗のホームで勝ち点1を手に入れ、横浜FMは6戦負けなし(4勝2分)。堅実に勝ち点を重ねた。

 清水はトゥーロン国際大会を戦うU-23日本代表に選出されている影響でDF吉田豊とMF村松大輔が不在。1トップはFW鍋田亜人夢が務めた。対する横浜FMは同代表でFW齋藤学とDF比嘉祐介が不在なうえに、FW小野裕二を出場停止で欠いての一戦となった。

 前半は互いにシュートが2本のみと静かな展開となった。前半14分、縦パスに抜け出したFW高木俊幸がPA正面からシュートを狙うが、ポスト右へ外れた。同16分には横浜FMがセットプレーからチャンスメイク。右サイド遠目の位置からMF中村俊輔が蹴り込んだボールにゴール前フリーのFW大黒将志が合わせたがシュート、GKに止められた。

 前半22分には清水が相手のミスを突く。最終ラインでプレッシャーを受けたDF小林祐三が慌てて、キックミス。こぼれを拾った高木がドリブルで持ち込みシュートを放つが、ポスト右へ流れた。互いに決定的な場面をなかなかつくることはできず。同29分にはロングボールを起点にPA右へDF河井陽介が仕掛けたがDFにクリアされた。0-0で前半を折り返した。

 後半に入ってもスコアは動かない。後半2分には右サイドから仕掛けた小林がマイナスの折り返し。最後は大黒がシュートを狙うが枠を外れた。後半9分には清水ベンチが先に動く。MF姜成浩に代わって、FW高原直泰を投入。同19分には鍋田に代わり、FWジミー・フランサとピッチへ送った。対する横浜FMは後半27分、兵藤に代わってMF谷口博之が出場した。

 後半30分には清水が決定機。左サイドを上がってきたDF李記帝がロングボールを入れる。PA右にMF小林大悟が抜け出した。つながれば1点という場面だったが、GK飯倉大樹の正面で小林がトラップミス。シュートまで持ち込めなかった。このプレーで小林の膝が飯倉の額に入り、しばらく試合は中断。約3分後に飯倉は頭に包帯を巻きピッチに戻ってきた。

 後半37分に清水は最後の交代枠を使い、高木に代わってFW伊藤翔が出場。対する横浜FMは後半38分から立て続けに選手交代。大黒と小椋に代わり、MF狩野健太と松本怜をピッチへ送った。その後は清水が攻勢を強める。ロングボールをPA右で高原が頭で落とし、折り返しに伊藤が詰める。しかし、シュートコースを探す内にDFに奪われてしまった。終了間際には右サイド遠目の位置からのFK。李が蹴り込んだボールからファーサイドの高原がヘディングシュート。DF中澤佑二と競り合いながらのシュートは枠を外れた。0-0で試合は終了。中断期間前、最後の一戦は互いに2戦連続無得点で終わった。

 試合後、横浜FMの樋口靖洋監督は「若く勢いのあるエスパルスのようなチームを相手に難しい試合になった。勝ち点3が欲しかったがアウェーでの勝ち点1は良しとします」とコメント。引き分けに終わったが、6戦無敗(4勝2分)という結果に前を向いた。

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