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山形が2か月ぶり黒星で3位転落…京都が首位奪取、2位は千葉

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[5.27 J2第16節 熊本2-1山形 熊本]

 モンテディオ山形は敵地で18位ロアッソ熊本と対戦し、1-2で競り負けた。3月25日の岡山戦(1-2)以来、実に11試合ぶりの黒星。約2か月ぶりの敗戦で試合を終えると、前節終了時は首位だったはずが3位へ転落した。この結果、26日の試合で勝利していた京都が首位をキープ。千葉が2位へ浮上した。一方の熊本は4月1日の岐阜戦(3-0)以来、10試合ぶりの勝利を手にした。

 試合は序盤から点の取り合いとなった。先制したのは山形。前半12分、左サイドへ展開するとDF石川竜也がクロスを上げる。ファーサイドに飛び込んだFW萬代宏樹が右足ダイレクトでグラウンダー気味のシュートを決めた。萬代の今季4点目で山形が1-0とリードを奪った。

 しかしわずか1分後の前半13分、右サイドでボールキープしたFW高橋祐太郎の右クロスから最後はFW武富孝介が右足ワンタッチでシュート。1-1と試合を振り出しに戻してみせた。さらに前半終了間際には武富が2点目。前半ロスタイム1分、FW西森正明が右サイドへ展開すると、高橋のクロスに詰めた武富がシュートを流し込んだ。熊本が2-1と逆転に成功した。

 後半に入り、なかなかスコアは動かない。必死に攻め込む山形だったが2点目が奪えなかった。後半26分にはDF小林亮とのワンツーからMF太田徹郎がPA右へ進入。横パスを受けたMF宮阪政樹がシュートを放つがDFに阻まれた。ここで獲得した右CKも得点につなげることはできない。

 山形は後半25分にはMF川島大地、同37分にはDF宮本卓也をピッチへ送るが、流れを変えることはできず。終盤の追い上げも実らずに1-2で試合は終了。熊本が10戦ぶりの白星を手にすると、京都は約2か月ぶりとなる11試合ぶりの黒星を喫した。

 試合後、熊本の高木琢也監督は「選手たちは気持ちが入ったプレーをしてくれた」と微笑むと「あとは選手にたくさん話を聞いて下さい」とコメント。首位チーム相手に勝ち点3を手にした選手たちを労った。2得点の活躍をみせた武富は「本当に勝てていなかったので勝てて良かった」と話すと「まだ手放しで喜べる状況ではないので、ここからしっかりと勝っていきたい」と表情を引き締めた。

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