beacon

加藤が直接FK弾、富山が愛媛を下して5戦ぶり勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.27 J2第16節 愛媛0-1富山 ニンスタ]

 カターレ富山は敵地で愛媛FCに1-0で勝利し、5戦ぶりの白星を手に入れた。ここ4試合で1分3敗と勝利から見放されていたがMF加藤弘堅の直接FKでゴールを奪うと逃げ切った。

 試合後、決勝点となる直接FKを沈めた加藤は「いいゲームをしながらも勝てなくて。それを結果に出したいとみんなで話していた。きょうは勝てて良かった」と約1か月ぶりの白星に安どの表情を浮かべた。

 0-0で迎えた後半10分に鮮やかなゴールが生まれた。ゴール正面でのFK、加藤が右足で蹴り込んだボールは鮮やかな軌道を描くとゴール左へ吸い込まれた。「最初は右に蹴ろうと思ったが、GKがいい位置にいたので得意なコースに蹴ろうと思った」。加藤の今季初ゴールが決勝点となり、富山は1-0で勝利した。

 この日の富山は序盤にアクシデントに見舞われた。前半33分、愛媛がセットプレーを起点にチャンスをつくる。DF内田健太が左サイドからスローイン。これにMF赤井秀一が詰めるも、止めようと走り込んでいたMF西野誠とGK飯田健巳が交錯。西野の足が飯田の頭に入ってしまった。一度は起き上がり、ゴールキックを行った飯田だが、すぐに倒れ込むと負傷交代。味方同士での不運な形で守護神交代となってしまう。

 それでも集中力を切らさずに攻め込む富山。なかなかゴールが生まれなかったが、後半10分に加藤が直接FKでゴールを奪った。その後は守備陣が奮闘。果敢に攻め込んでくる愛媛を抑え込み、完封勝利。実に5試合ぶりとなる勝ち点3を手に入れた。

TOP