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“師弟対決”制した横浜FCがクラブ史上初の5連勝を達成!!

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[6.2 J2第17節 横浜FC2-0熊本 ニッパ球]

 クラブ史上初の5連勝達成だ!! 横浜FCはホームでロアッソ熊本と対戦した。横浜FCは前半終了間際の45分にMF武岡優斗の2試合連続ゴールで先制に成功すると、後半ロスタイムには途中出場のFWカイオがダメ押し点を決めて2-0で勝利。Jリーグ参戦12年目にして初、J2優勝した06年にもなかった5連勝を達成した。対する熊本は前節10試合ぶりの白星を挙げ、今季初の連勝をめざし意気込んだ一戦となったが、前半にFW武富孝介がPKを失敗するなどチャンスを決めきれず、今季8敗目を喫した。

 一つのプレーがチームに勢いを与えた。前半28分、横浜FCはセットプレーの競り合いの中でFW大久保哲哉がFW高橋祐太郎を倒してしまい、熊本にPKのチャンスを与えてしまう。だが武富のPKをGKシュナイダー潤之介が見事にストップ。頼れる守護神がプレーでチームに喝を入れた。

 すると前半終了間際の45分、セットプレーのこぼれ球をDF阿部巧、DF森本良とつないで最後は武岡が豪快に蹴り込んだ。武岡は2試合連続となる今季5ゴール目を決めた。

 さらに追加点は後半ロスタイム。ゴールキックから前線で大久保が競り勝つと、こぼれ球を拾ったカイオがゴール前に抜け出す。カイオは落ち着いてゴールに流し込んでダメを押した。

 クラブ史上初の5連勝に、試合後のインタビューで山口素弘監督は「僕がプレーしていたときに5連勝くらいしているのかと思った」と苦笑い。「その時以上の勢いが今はあります」とチームの成長に手ごたえを口にした。山口監督が選手として所属していた06、07年に監督を務めていた高木琢也監督との“師弟対決”にも注目が集まったが、「難しい試合だった。イジワルだからいろいろやってきた(笑)。選手たちがよくやってくれた」と満足げに振り返っていた。

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