beacon

水沼が出場直後に決勝弾!!鳥栖が浦和に競り勝つ

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.6 ナビスコ杯第5節 鳥栖2-1浦和 ベアスタ]

 A組のサガン鳥栖は途中出場のMF水沼宏太が決めたゴールで浦和レッズに2-1で競り勝った。直近の公式戦3試合で7失点を喫していたが、この日は攻撃陣の奮闘に守備陣が応えて最少失点に抑えると勝利を手に入れた。勝利した鳥栖は勝ち点を9に伸ばすと、得失点差でC大阪と磐田を下回り、3位につけている。

 試合が動いたのは後半だった。後半7分、右サイドからのスローイン。MF藤田直之のロングスローにFW豊田陽平が合わせてヘディングシュート。DF濱田水輝と競り合いながらも、力強く叩き込んだ。1-0と鳥栖が先制に成功した。

 しかし浦和も諦めない。後半22分に試合を振り出しに戻す。途中出場のFW原口元気が左サイドをドリブル突破。DFを引きつけ、後方から走り込んできたFWデスポトビッチにパスを送る。PA左へ仕掛けたデスポトビッチが左クロスを上げると、ファーサイドのMFマルシオ・リシャルデスが右足ダイレクトで合わせた。1-1と同点に追いついた。

 グループリーグ突破へ向けて勝利の欲しい鳥栖は後半34分、MF金民友に代わって、U-23日本代表の一員として参加したトゥーロン国際大会から帰国したばかりの水沼をピッチへ送る。すると水沼がこの采配に応えた。出場からわずか1分後の後半35分、DFのクリアを頭で押し戻し、こぼれたボールを豊田が拾う。これを受けた水沼がPA左からドリブルで持ち込んだ。一度はMF平川忠亮とGK加藤順大に阻まれるも、弾かれたボールに粘り強く食らいつき、平川と競り合いながらもシュート。2-1と勝ち越しに成功した。そのまま逃げ切った鳥栖が勝利。勝ち点を9に伸ばした。

 試合後、鳥栖の尹晶煥監督は「中断前の3試合で7失点していた。選手たちには守備の意識を強く持つように言っていて、きょうはそれが攻撃にいい形で働いた」と最少失点に抑え込んでの勝利を喜んだ。

TOP