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U-23代表候補FW山崎が今季初ゴール!磐田がグループA首位浮上

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[6.9 ナビスコ杯第6節 川崎F0-1磐田 等々力]

 ジュビロ磐田がナビスコ杯グループAで首位に立った。すでに敗退が決まっている6位・川崎フロンターレとアウェーで対戦した磐田は、前半25分にU-23日本代表候補FW山崎亮平の決めた今季初ゴールとなる決勝ゴールによって1-0で勝利。この日敗れたC大阪に代わり、前節までの2位から首位へ浮上した。磐田は27日の最終節で勝ち点3差の3位・仙台と対戦(アウェー)する。

 W杯アジア最終予選に出場中の日本代表FW前田遼一とDF駒野友一を欠いていた2年前の王者・磐田だったが、アウェーで勝ち点3を獲得。2位・C大阪に勝ち点3差をつけて決勝トーナメント進出へ王手をかけた。4-5-1システムの磐田はGKが竹重安希彦で4バックの中央は菅沼駿哉藤田義明のCBコンビ。右SBは山本脩斗、左SBは宮崎智彦がそれぞれ先発した。中盤はロドリゴ・ソウトと小林裕紀のダブルボランチで2列目には右から山本康裕松浦拓弥山田大記の若手トリオ。1トップは山崎が先発した。

 その磐田は前半25分、左サイドで藤田が縦パスを入れると、山田が反転から強引な突破。マークを外して前進すると、外側から山田を追い越したSB宮崎がグラウンダーのラストパスを入れる。このボールを「サイドがフリーになることが多かった。中でタイミングを合わせられればと思っていた」という山崎がニアサイドで合わせて先制ゴールを流し込んだ。山崎は5月16日のナビスコ杯・鳥栖戦以来となる公式戦先発。「今シーズン、チームに貢献できていなかった。もっともっと取り続けないといけない」と意気込むFWがチームに貴重な勝ち点3をもたらした。

 川崎Fは日本代表MF中村憲剛不在に加えてけが人続出。GK西部洋平、右からレネ・サントス、實藤友紀井川祐輔登里享平の4バック、田中裕介柴崎晃誠のダブルボランチで右MFにレナト、左MFに田坂祐介、前線には楠神順平矢島卓郎が並ぶ布陣で試合に臨んだが、風間八宏監督が「ミスが多かった。自信をもってボールを持っていない。もっと自信を持ってプレーできるようにトレーニングしなければいけない」と指摘したように全体的にミスが多く、また攻撃時のサポートも少なく、なかなか前へボールを運ぶことができない。
 
 磐田は中盤でロドリゴ・ソウトが絶妙なポジショニングから相手パスをインターセプトすると、山田と松浦中心に前半はポゼッションで圧倒。前半33分に宮崎の左クロスから山本脩が放った決定的な右足シュートはゴール右ポストを叩いたものの、42分にも山田のラストパスから松浦が決定的な左足シュートを放つなど試合を支配し続けていた。後半も山田や松浦が迎えた決定機を決めきることができずに追加点を奪えなかった磐田だが、レナト中心に反撃する川崎Fに得点を許さずに1-0で勝利。仙台との最終節では、引き分けでも自力での決勝トーナメント進出が決まる優位な位置に立った。  

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