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[EURO]3大会ぶりの優勝を目指すフランスは、ルーニーを欠くイングランドと1-1のドロー発進

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[6.11 EURO2012 GL・D組第1節 フランス 1-1 イングランド ドネツク]

 EURO2012(欧州選手権)は11日にD組の2試合を行い、直前の国際Aマッチで21試合無敗のフランスと、ロイ・ホジソン監督が就任したばかりのイングランドが対戦。3大会ぶり3度目の優勝を目指すフランスだが、エースのFWウェイン・ルーニーを出場停止で欠き、守備を固めるイングランドを崩し切れず。1-1で試合を終えている。

 立ち上がりから試合を優勢に進めたのは、フランスだった。左サイドで起用されたMFフランク・リベリ、MFサミル・ナスリの元マルセイユコンビを中心に、若いイングランドに襲いかかる。対するイングランドも速攻からチャンスをつくり、前半14分にはMFアシュリー・ヤングのスルーパスから、MFジェームズ・ミルナーが抜け出し、GKまでかわしたが、シュートを枠に飛ばすことはできなかった。

 最終ラインと中盤の8人で守備を固め、速攻からチャンスをうかがうイングランドは、前半30分にセットプレーから先制する。MFスティーブン・ジェラードの蹴ったFKをゴール前でDFジョリーン・レスコットがヘッドで合わせてフランスのゴールを揺らした。

 同35分にはフランスもセットプレーからチャンスをつくる。MFアル・ディアラがヘッドで合わせたが、シュートはGKジョー・ハートに防がれる。そのこぼれ球をリベリが折り返し、再びボールはディアラの前に飛んだが、ヘディングシュートはゴール左に外れた。それでも39分、イングランド陣内でボールを回すフランスは、リベリの落としを受けたナスリがPA外からゴール左隅に鋭いシュートを決めて、前半のうちに同点に追いついた。その後もフランスはイングランドを押し込むが、追加点は挙げられずに1-1で前半を折り返す。

 後半に入ると、イングランドも両SBが高い位置に攻め上がり、パスを回し始める。しかし、なかなか決定機をつくることはできない。対するフランスも前線にボールを運ぶことに苦労していたが、後半20分にはFWカリム・ベンゼマが強烈なシュートをPA外から放ったが、ボールはGKの正面に飛んだ。

 後半36分にはCKの流れからフランスのMFヨアン・キャバイエが強烈なシュートを放ったが、ボールはDFにブロックされて枠を外れて行った。同40分にもPA内からFWカリム・ベンゼマがシュートを放ったが、これもジェラードにブロックされる。

 結局、このまま得点は動かずに両チーム、勝ち点1を分け合った。グループDの第2戦は15日に行われ、フランスはウクライナと、イングランドはスウェーデンと対戦する。


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