beacon

熊本が齋藤&武富の2戦連発弾で3戦ぶり白星、富山は4連敗…

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.24 J2第21節 富山0-2熊本 富山]

 18位ロアッソ熊本は敵地で19位カターレ富山と対戦し、FW齋藤和樹とFW武富孝介の2戦連続弾で2-0で勝利した。ここ2戦連続ドローだったため、3戦ぶりの白星獲得。一方の富山は4連敗で5戦勝ちなし(1分4敗)となると暫定20位へ順位を落とした。

 試合後、2戦連続弾を決めた齋藤は「うれしいです」と笑顔。それでも「最初に先制できてチームとしても乗れていけたが、自分としてはその後にいいプレーができなかったので。ここから練習していきたい」と表情を引き締めた。

 前半2分に早くも試合は動く。MF養父雄仁の右CKにニアサイドに走り込んできた齋藤が合わせる。右足ダイレクトで叩き込むと、熊本が先制。齋藤の2戦連続弾でリードを奪った。押し込まれる富山だったが、同24分にチャンスを迎える。MF木村勝太のパスに抜け出たMF山瀬幸宏がワンステップでシュートを狙うがGK南雄太の好セーブに阻まれた。

 すると前半37分に熊本が追加点。MF藏川洋平が左サイドへロングボールを蹴り込む。DF足助翔が頭でサイドへ弾き返すも、こぼれを拾った武富が右足シュートを放った。これがゴールネットを揺らし、2-0と突き放す。2戦連発となった武富は今季8点目。試合後には「思っているより(点が)取れているというか、ゴールへの意識が違う。これを引き続き継続してやっていきたいと思う」と意気込んだ。

 2-0で迎えた後半も熊本が試合の主導権を握る。終盤には富山が意地の攻撃をみせるが守護神・南ら守備陣が奮闘。あと一歩のところで弾き返し、ゴールを許さない。そのまま試合は終了。2-0で勝利を収め、勝ち点3を手に入れた。
 
 試合後、熊本の高木琢也監督は「追加点がどうしても欲しい試合だった。そういう意味で2点目のゴールはチームに安定感をもたらしたゴールだったと思う。選手たちは最後まで戦ってくれた。このチームとして上積みができてきている」と前半戦を振り返った。

TOP