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浦和が先制も、C大阪が終了間際の柿谷弾で追いつきドロー

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[6.30 J1第16節 C大阪1-1浦和 長居]

 セレッソ大阪はホームで浦和レッズと対戦し、1-1で引き分けた。前半20分に浦和がMF鈴木啓太のゴールで先制するも、後半終了間際のロスタイム1分にFW柿谷曜一朗が同点弾を決め、勝ち点1を分け合った。C大阪は連敗を2でストップ。一方の浦和は2戦連続ドローで3位から5位へ順位を落とした。

 先制点を奪ったのは浦和だった。前半20分、中央でボールを受けた鈴木がMF柏木陽介とのワンツーからPA左へ抜け出すと右足シュート。1-0と先制に成功した。その後は守備の時間が続く。

 対するC大阪はニュルンベルク移籍が決まっており、今節がC大阪での最終戦となるMF清武弘嗣が奮闘。しかし得点にはつなげない。清武が左サイドからドリブル突破、ゴールライン際からクロスを入れる。ファーサイドの柿谷がダイレクトでシュートを狙うも枠を外れた。その後も清武が左サイドへ絶妙なスルーパス。抜け出したFWケンペスがクロスを上げるが、柿谷のシュートはGKに止められた。

 浦和はセットプレーから決定機。右CKからMF阿部勇樹がヘディングシュートを放つも決めきることはできない。1-0になってからも互いにチャンスはつくるものの、ゴールは生まれず。浦和が1点のリードを守ったまま、前半を折り返した。

 後半に入っても、1-0から試合はなかなか動かない。それでも1点を追うC大阪が徐々に攻勢を強めた。ロンドン五輪を戦うU-23韓国代表に選ばれたMFキム・ボギョンが積極的に攻め込んだ。自らドリブルでチャンスをつくると、後半43分には前線へスルーパス。抜け出した途中出場のFW播戸竜二が合わせるも得点にはつながらず。GK加藤順大が好セーブを連発し、浦和ゴールを死守した。

 それでも 0-1で迎えた後半ロスタイム1分にゴールは生まれた。キムのミドルシュートはGK加藤が弾いたものの、こぼれに詰めた柿谷がゴール左から左足シュートを流し込む。C大阪が1-1に追いついた。後半36分に途中交代していた清武も、ベンチ前でチームメイトと歓喜。そのまま試合は終了し、勝ち点1を分け合った。

 試合後、同点弾を決めた柿谷は「前半から狙っていた。みんなで最後まで諦めずに攻めようと言っていたので。決まって良かった」と笑顔。「負けなかったことをポジティブに捉えて、次は勝ちたい」と意気込んでいた。

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