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浦和と新潟は互いに決定力欠き、スコアレスドロー

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[7.14 J1第18節 新潟0-0浦和 東北電ス]

 8戦負けなし(3勝5分)の3位浦和レッズは敵地で16位アルビレックス新潟と対戦し、0-0で引き分けた。前節の鳥栖戦(4-3)では4得点を奪った攻撃陣だったが、この日は沈黙。勝ち点3を逃したものの、試合後にペトロヴィッチ監督は「昨年は降格しかけたチームだったが、選手たちは大きな成長を遂げている。きょうのように守備を固めたチームを相手に4回も5回もチャンスをつくれれば、今後優勝を狙っていけるチームになっていけるはず」と前を向いた。

 序盤から攻め込んだ浦和だったが1点が遠かった。前半13分にはFW原口元気が右サイドへ展開。抜け出たMF平川忠亮がクロスを入れると、走り込んだMFマルシオ・リシャルデスがシュートを放つ。マルシオの古巣相手の一撃はポスト左へ外れていった。前半終了間際のロスタイム1分には中央でのパス交換から決定機。MF柏木陽介が相手DFを引きつけて、PA左へ詰めていたDF槙野智章へパスを送る。これはU-23日本代表のDF鈴木大輔にクリアされた。前半は無得点で折り返す。

 対する新潟は守備を固め、浦和の得点を許さない。攻めてはFWミシェウやFWブルーノ・ロペスらがドリブルからミドルシュートを放っていったが、GKの好セーブに阻まれるなど得点にはつなげなかった。0-0で前半を終えた。

 迎えた後半、開始4分に早くも浦和が決定機。平川の右クロスから原口が放ったシュートは枠を捉えるも、GK東口順昭が好セーブ。弾かれたボールはクロスバーを叩いた。同16分には中央でボールキープしたマルシオが右サイドへ展開。PA右へ走り込んだ平川のシュートはポスト左へ外れた。チャンスを迎えるも、あと一歩のところで決めきれない。

 なんとか状況を変えようと後半29分には2枚の交代カードを切る。平川とMF鈴木啓太に代わって、MF宇賀神友弥とMF小島秀仁をピッチへ送った。その後は宇賀伸が果敢に仕掛けてチャンスメイク。後半33分には縦パスに抜け出した宇賀神がシュートを狙うがGKがストップ。結局最後までゴールを奪うことはできず。0-0で引き分け、勝ち点1を分け合った。

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