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浦和サポの差別発言をJリーグが問題視。勝ち点剥奪も

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 15日のベガルタ仙台-浦和レッズ戦後に、浦和サポーターが浦和への暴言のほか、仙台側の選手バスに向かって人種差別発言を行ったことについて、Jリーグの鬼武健二チェアマンは18日、勝ち点減を含めた厳罰を科す可能性を示した。

 スポーツ報知によると、17日にJリーグ事務局に届けられた運営報告書には、浦和の一部サポーターの問題行動が明記されており、鬼武チェアマンは「直ちに調査している」と発言。浦和に対し、人物の特定を求めているという。

 この試合では、浦和はシュート28本も放ちながら引き分けに終わり、一部サポーターが暴徒化した。浦和の選手バスを囲み「オ○○ー・サッカー。オ○○ー・フィンケ」と罵声を浴びせたほか、仙台選手のバスに向かって、外国人選手への人種差別となる発言を繰り返していた。

 この人種差別発言が、より問題視されている。国際サッカー連盟では2006年に各国リーグで起きた選手、監督、サポーターらによる人種差別行為に関し、1度目は勝ち点3、2度目は同6をはく奪するなど厳罰を科すことを決めている。Jリーグ規約にも罰則が明記されており、鬼武チェアマンは「(調査の)中身によってはそれなりの処置をしないといけない」と話している。

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(文 近藤安弘)

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