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近藤「毎日の精進が生んだ」J初G!神戸が大宮下す

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[7.25 J1第14節 神戸 3-1 大宮 ホムスタ]

 前節まで15位のヴィッセル神戸が17位・大宮アルディージャに3-1で勝利。14位へ浮上した。

 前節、後半39分から2点ビハインドを追いついた神戸が、この日は序盤の2ゴールで試合を優位なものへと傾けた。まずは前半8分、MF松岡亮輔が強烈な左足シュートを決めて先制すると、20分には右サイドを駆け上がったDF近藤岳登のクロスがそのままゴールへと吸い込まれる。「もちろん狙っていました。本当はミスしたと思ったのですが、そのままゴールに吸い込まれていきました。毎日の精進が生んだゴールだと思っています。ゴール後の皆の祝福には窒息するかと思いました。ひょっとしたらあのまま退場していたかもしれません」(神戸公式サイトより)と振り返った近藤のJ初ゴールにより、神戸は2点リードで前半を折り返した。

 対する大宮も後半9分、ゴール正面右寄りの位置で獲得したFKから加入2戦目のMF鈴木規郎が豪快な左足シュート。DFに当たったボールはそのままゴールへと吸い込まれ、1点差に迫った。Jでは神戸に在籍していた08年以来となる鈴木のゴールで勢いづいた大宮は、同点を狙って押し込む時間を増やしたが、逆に後半ロスタイム、FW都倉賢のラストパスで抜け出した日本代表FW大久保嘉人にダメ押しゴールを決められて5戦未勝利となった。

 勝った神戸の松岡は「まだ再開後2試合ですが、簡単に負けないタフさを身につけつつあるのかと思います。いい方向に向かっていると思います」とコメント。大久保は「神戸は、いい試合の後がよくないので、ここで連勝できれば成長していると言えると思います。そういう意味で、次のガンバ戦は大事な一戦です」と28日にG大阪と戦う関西ダービーへ視線を向けていた。

(文 吉田太郎)

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