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大宮が“裏天王山”に勝利。今季初の連勝で暫定13位浮上

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[8.7 J1第17節 大宮3-0湘南 熊谷]

 15位大宮アルディージャと17位湘南ベルマーレの“裏天王山”は、攻守がかみ合った大宮が3-0で勝利し、今季初の連勝。順位も暫定13位に浮上した。

 まだ17試合目とはいえ、J1残留を考えると、両チームともに落とせない試合だった。そんな中、前半4分という早い時間に大宮DF深谷友基が貴重な先制点を奪った。右からのFKを深谷が頭で触ってそらすと、これが左ポストに直撃。その跳ね返りが運良く深谷の元にこぼれ、左足で押し込んだ。

 これで大宮が勢いに乗り、ボールを支配した。そして後半16分には途中出場のFW石原直樹が追加点を決めた。石原は2008年シーズンまで湘南に在籍し、一時はエースに君臨した男。古巣に“手痛い恩返し”をした形だ。

 さらに後半37分にはエースのラファエルが前節の浦和戦に続くゴールを決めて3-0と突き放した。大宮は危なげない戦い方をみせ、J1残留争いの直接対決で貴重な勝ち点3をつかんだ。

 攻守で貢献した深谷は、試合後のヒーローインタビューで「気持ちいですね。いいボールがきて、少しそらしたんですけど、いいところに戻ってきて、左足で決められた。早く点を決めすぎたんで、試合展開が苦しくなるかなと思ったけど、守備もうまくできた」と喜んでいた。

(文 近藤安弘)

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