[8.17 J1第19節 浦和1-1仙台 埼玉]

　J1第19節は17日、各地で4試合を行い、埼玉スタジアムではともに3連敗中の浦和レッズとベガルタ仙台が対戦。仙台は後半24分、オウンゴールで先制点を奪ったが、浦和も同38分にオウンゴールで同点に追い付き、1-1の痛み分けに終わった。
以下、試合後の選手コメント

<浦和>
●FWエスクデロ・セルヒオ
「積極的な姿勢は見せれたと思うし、15分で少しは印象を残せたのかなと思う。自分の仕掛けから点も入ったし、自分が入って流れも変わったと思う。次もチャンスをもらえたら、ボールを持ったら仕掛けて、次はシュートまでいきたい。できれば逆転したかったし、シュートも打ちたかったけど、次は全部仕掛けたい。仕掛ければチャンスも生まれる」

●MF阿部勇樹
―ハーフタイムにドクターに「下半身に力が入らない」と伝えたそうだが?
「原因はよく分からない。走っていても走ってんのかなという感じで、フワフワ感があった。うまく体が反応しないというか、今までこういうのはなかったので、なんか体が狂ってるのかな」
―試合は追い付いて引き分けだったが?
「とりあえず追い付いてよかった。勝てれば一番いいけど、勝ち点1でも取れたのはよかった」

●MF細貝萌
「前半を終えて、後半はペースも落ちるだろうし、思うようにボールは回せなくなるかもしれないから、落ち着いて集中してやろうという話をしていたけど、思い通りにいかなかった。攻めたあとに相手がフリーになって、カウンターでやられるシーンもあった。DFライン、ボランチがもう少し高い位置でセカンドボールを狙って拾えればよかったけど」

●DFスピラノビッチ
「追い付いたことはチーム状況を考えると、大きな勝ち点1だったと思う」
―山田暢とセンターバックを組んだが?
「経験のある選手だし、ずっと一緒に練習もしている。何の問題もなかった」

●DF宇賀神友弥
―前半は左MFで後半は左SBに下がったが?
「自分たちで変えた。本来の自分のポジションに戻っただけだし、監督から特に指示はなかったけど、いつもどおりやった」
―前半の2列目の位置でのプレーは?
「若干戸惑ったけど、高い位置でボールを受けたときは自信を持ってドリブルに入れたし、持ち味は出せたと思う」
―クロスでオウンゴールも誘った。
「結果はオウンゴールだったけど、ああいうボールをもっと安定して上げられれば、もっと点も入るし、勝ちも増えると思う」

<仙台>
●MF梁勇基
―今後は大宮、湘南という残留争いのライバルとの試合が続くが?
「両チームが勝ちたい試合であるのは間違いない。チャンスを確実に決めた方が勝つ。いかにゴール前で落ち着いてできるかだと思う」

●MF関口訓充
「浦和も負けが続いていたし、ホームで勝ち点3を狙ってくるから、しっかり守って、向こうのサイドバックが上がった裏を突こうと。その狙いはできた。フィニッシュの部分で、もう少し点の取れるチャンスはあったので、そこは悔やまれる」

●MF斉藤大介
「試合に出られなくて悔しい自分がいたので、なんとか結果につなげたかったけど、追い付かれてしまって残念。でも、アウェーで負けなかったのは自分たちにとって大きい。勝つことに越したことはないけど、勝ち点1は次につながると思うし、一戦一戦結果を求めてやっていくしかない」

●DF渡辺広大
「強いチームはああいう展開でもゼロに抑える力があると思う。今年J1に上がって、僕らはチャレンジャーで、気持ちの面でカバーするしかない。もっと今以上の力を出さないと。もっと魂を持って走りたい。アウェーだし、これまで前から行ってバランスを崩すことが多かったので、堅い守備から隙を突く狙いだった。といって前半からチャンスがなかったわけじゃないし、そこで1点取れればベストだった」
―過去、14試合連続で勝利がなかったチームはすべて降格しているというデータがあるが?
「それは過去なので。いくらデータがあったとしても、俺は知らないし、携わっていたわけでもない。周りはそう言うけど、やっているオレらがナーバスになってもよくない。残り試合、全部勝ち切る気持ちでやる」

●DF田村直也
「耐えればチャンスはあるなと思っていて、うまく1点取れたけど、最後に一瞬のところでやられた」
―オウンゴールの場面は?
「たぶん僕は触ってない。頭でクリアできると思ったら、向こうの足が出てきて……。ハイキックをアピールしたけど、ダメでした」
―浦和のサイド攻撃への対処は?
「サイドバックが上がってきたときは怖さもあったけど、その裏を突いてカウンターというのもあったし、お互い様だったと思う。みんな頑張って耐えていたので、本当に悔しい」

(取材・文　西山紘平)