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山形は187試合ぶり守護神離脱のピンチも、J1初の4戦連続無失点

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[8.22 J1第20節 山形0-0神戸 NDスタ]

 モンテディオ山形は4連勝を逃したが、0-0とJ1初の4試合連続無失点をマークした。体調不良でGK清水健太、DF前田和哉がベンチを外れたが、代わりの選手が奮闘して神戸のシュートを6本に抑えて勝ち点1をゲット。9位をキープした。

 GKにはリーグ戦初先発となる植草裕樹が入り、DFは準主力の園田拓也が入った。特にGKは、清水が06年途中からリーグ戦186試合連続でスタメンを飾っていただけに不安視されたが、それでも持ち味の堅守を発揮した。

 攻撃陣はシュートを神戸の2倍の12本を放ち、何度か決定機もあったが、決めきることができなかった。勝てない内容ではなかっただけに悔やまれる。ただ、怪我で離脱していた元日本代表FW田代有三が途中出場し、6試合ぶりに戦列復帰した。ゴールはなかったが、田代の復帰は、今後の戦いでプラス材料となる。

 山形によると小林伸二監督は「守備については前半から結構安定してたと思うんですけど、攻撃が思ったよりボールサイドにスライドが少なくて、ちょっとフラットで大きいゾーンになったので、なかなか逆サイドを取れなくて、逆にセンターバックとサイドバックの間でスペースができたので、勝(秋葉)が飛び出してヘディングでシュートを打った場面があったと思いますけど、サイドに付けてシャドーが流れて、スペースとセンターフォワードに打ち込んでバイタルを攻略するということを考えてたんですけど、なかなか堅くてうまくいかない感じでした。タッチ数を少なくして後半はボールを回せということで、途中ちょっとよくなりましたけどどうしても最後のクロスというところの精度が……精度、ですね、やっぱり」と守備を評価しつつも、得点力不足を悔やんでいた。

(文 近藤安弘)

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