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鼻骨骨折の中原Vヘッド!仙台が2連勝

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[8.28 J1第21節 仙台 2-1 湘南 ユアスタ]

 16位・ベガルタ仙台がJ1残留争いのライバル、17位・湘南ベルマーレに2-1で競り勝ち、2連勝を飾った。

 仙台は0-0の後半7分、相手の中途半端なクリアボールに走りこんだ北朝鮮代表MF梁勇基が左足ダイレクトでゴールへと叩き込み先制。直後に同点に追いつかれたが、8月8日の練習中に鼻骨骨折し、フェイスガードをまとって出場するFW中原貴之がその頭で勝利をもたらす。
 
 1-1の後半20分からピッチにたっていた中原は28分、DF朴柱成の左クロスを頭で合わせる。PA内とはいえゴールまで距離のある位置からのヘディングシュート。試合後のインタビューで「狙っていなかった」と振り返った中原だったが、その頭で撃ち抜かれたボールは逆サイドのゴールネットへと吸い込まれた。

 中原の値千金のVヘッドにより、チームは15試合ぶりに勝利を挙げた大宮戦に続く白星で2連勝。降格圏内を脱出し、14位へ浮上した。梁は「なかなか勝てなくて苦しかったけれど、これからも勝って一つでも上に上げたい」と言い切った。苦しい時期を夏場のうちに脱した仙台が、上向きの状態で2週間のリーグ戦中断期間を迎えた。

(文 吉田太郎)

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