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勝ち点1では足りない…山形対湘南は互いに連敗止めるドロー

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[9.25 J1第24節 山形1-1湘南 NDスタ]

 12位モンテディオ山形と18位湘南ベルマーレの試合は1-1の引き分けに終わった。山形は連敗を3で止め、湘南も4連敗で止まったが、互いに順位を上げられず、痛み分けとなった。

 立ち上がりは山形ペースで進んだ。前半19分にはDF小林亮の右クロスにFW田代有三が右足で合わせたが、わずかにゴール右へ。チャンスはつくるものの、なかなか得点を奪えなかった。

 すると、少ないチャンスを湘南がものにする。前半33分、FKのチャンスにFWエメルソンが蹴ったボールにFW阿部吉朗が走り込み、ヘディングで先制点。8月18日の京都戦(2-2)以来、5試合ぶりとなる先制点で勢いに乗りたかったが、後半に入ると、最下位相手に勝ち点を落とせない山形が意地を見せ、後半31分、25mの距離からFW宮崎光平が右足を振り抜く弾丸ミドルで1-1の同点に追いついた。

 最下位を脱出したい湘南、残留争いから抜け出したい山形。その後は両チームとも前線に人数をかけて勝ち越し点を狙いにいったが、互いに追加点を挙げることはできず、1-1のまま終了した。

 湘南の反町康治監督は試合後のインタビューで「ぎりぎりのところで良くやった」としながらも「勝ち点3を取れるゲームだった」と、先制点を守り切れずに11試合勝利なし(3分8敗)となった結果に厳しい表情を見せていた。

(文 片岡涼)

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