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先発復帰の赤嶺が決勝点、仙台が連勝で残留争いから一歩抜け出す

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[9.25 J1第24節 横浜FM0-1仙台 日産ス]

 13位ベガルタ仙台はFW赤嶺真吾の決勝点で7位横浜F・マリノスを1-0で下し、2試合連続の完封勝ちで残留争いから頭ひとつ抜け出した。降格圏の16位F東京との勝ち点差は6に広がり、J1残留へ価値ある白星となった。

 前半13分、ショートカウンターからMF梁勇基の右クロスに赤嶺が左足ダイレクトで合わせる先制点。8月28日の湘南戦で左足首を捻挫し、戦線離脱していたが、前節の山形戦に途中出場し、戦列に復帰。3試合ぶりの先発で8月の移籍加入後2得点目を決め、チームを勝利に導いた。

 ファーストシュートを得点につなげた仙台は後半16分にも梁勇基のミドルシュートがポストを叩くなど決定機をつくる。このこぼれ球にFW中原貴之が詰めてゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。同26分にもMF関口訓充の横パスに赤嶺が合わせたが、またもオフサイドの判定で追加点はならなかったものの、最後まで運動量を落とさず、1点のリードを守り切った。

 クラブJ1通算100ゴールとなる決勝点を奪った赤嶺は試合後のインタビューで「これからもひとつひとつが勝負になってくる。集中して頑張りたい」と気を引き締めていた。DF朴柱成が左太腿を痛めて負傷交代したことは心配だが、次節の首位・名古屋戦へ向け、いい流れで来ていることは確かだ。

 一方、DF松田直樹を出場停止で欠いた横浜FMは最近4試合負けなし(3勝1分)と好調だったが、下位チーム相手にまさかの取りこぼしで、5試合ぶりの敗戦。ACL圏内の3位G大阪との勝ち点差が5に広がる痛恨の黒星となった。

(文 片岡涼) 

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