beacon

中2日3連戦もなんの!川崎Fが憲剛弾などで山形に完勝!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.16 J1第26節 川崎F 2-0 山形 等々力]

 5位・川崎フロンターレは12位・モンテディオ山形に2-0で快勝。前節の神戸戦(4-0)の勝利に続き、2連勝を飾った。

 川崎Fはナビスコ杯準決勝第2戦・磐田戦(10日)、天皇杯3回戦・横浜FC戦(13日)を行ってきたため、今節が中2日での連戦3試合目となった。一方、対戦相手の山形は、9日の天皇杯3回戦以来となる一戦。体力面では川崎Fが不利かと思われたが、チームは一切その不安を感じさせない戦いぶりをみせた。

 立ち上がりからゲームは川崎Fペースで進んだ。MF中村憲剛が中盤で試合をコントロールし、MF稲本潤一やFWジュニーニョ、MFヴィトール・ジュニオールがこれに連動。すると前半38分、中村が素早いリスタートから前線にボールを送ると、これを受けたジュニーニョが豪快なシュートを放ち、先制に成功する。
 
 川崎Fはさらに後半2分、左CKからのこぼれ球をPA外右で拾った中村が強烈な右足シュート。これがゴールネットを揺らし、山形を突き放した。リードを2点に広げた後も川崎Fは攻め続ける。28分にはDF小宮山尊信の左クロスにFW矢島卓郎が頭で合わせ、同32分には小宮山がバー上へわずかに外れるシュートを打つなど、惜しいシーンの連続。3点目こそなかったものの、終始主導権を握り続けた川崎Fの完勝だった。

 連戦の疲労を感じさせない戦いぶり。試合後のインタビューで高畠勉監督は「チームとしては連戦が続いていたし苦しい状況だったが、選手たちがよく踏ん張ってくれた」と選手たちをねぎらい、4月18日の浦和戦以来19試合ぶりにフル出場を果たした稲本についても「ようやく涼しくなってきたので彼らしいプレーが見られるようになってきた」と頼もしげ。首位・名古屋と暫定で勝ち点10差は開いているが、まだまだ優勝、そしてACL出場を諦めるわけにはいかない。この連勝で波に乗り、追撃といきたいところだろう。

(文 片岡涼)

TOP