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「吹っ切れた」清水、3発快勝で6試合ぶり白星

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[10.23 J1第27節 山形0-3清水 NDスタ]

 リーグ戦5試合未勝利と苦しんでいた7位清水エスパルスが12位モンテディオ山形に3-0で快勝し、暫定ながら5位に浮上した。

 攻守の主軸であるMF藤本淳吾、MF本田拓也が先発に復帰した清水。試合が始まると、最近の不調が嘘のような展開になった。

 前半32分、MF小野伸二とFWヨンセンのワンツーで攻め込むと、こぼれ球を拾ったMF枝村匠馬がシュートを決め、先制点を奪う。1点リードで迎えた後半16分には藤本が枝村とのワンツーから自ら持ち込み、豪快なシュートで追加点。藤本の今季10点目のゴールで山形を突き放した。

 その5分後にMF長谷川悠をDF平岡康裕が倒してしまい、この日2枚目の警告で退場。数的不利に立たされたが、その後も崩れることなく試合を進める。後半31分、藤本に代わってMF山本真希がピッチに入ると、この交代からわずか2分後、カウンターのチャンスからMF兵働昭弘のラストパスをPA内で受けた山本真がダメ押しの3点目を決め、試合を決定付けた。

 試合後、長谷川健太監督は「気分が良い」と一言。「苦しい試合が続いていたが、吹っ切って前に進もうとした結果、勝利につながって良かった」と満面の笑みで6試合ぶりの勝利を喜んでいた。リーグ戦は残り7試合。55日ぶりの白星を終盤戦の反攻につなげられるか。

(文 片岡涼)

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