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主力2人の離脱響き…仙台が残留争い直接対決で敗戦

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[11.6 J1第29節 神戸2-0仙台 ホームズ]

 13位ベガルタ仙台が残留争い直接対決で4試合ぶりの黒星を喫し、降格圏の16位神戸に勝ち点5差まで詰め寄られた。

 立ち上がりから神戸に主導権を握られ、開始わずか4分で先制点を許すと、前半29分にも2失点目。バイタルエリアでのプレッシャーが甘くなり、いずれもミドルシュートを叩き込まれた。

 MF関口訓充、MF富田晋伍の主力2人が負傷欠場。MF高橋義希が15試合ぶり今季2度目の先発を果たし、ボランチでは今季限りでの現役引退を表明したMF千葉直樹が10試合ぶりに先発したが、中盤のバランスを保てなかった。

 後半18分には高橋に代えて負傷明けのFW中島裕希を投入。8月1日の川崎F戦以来、13試合ぶりの復帰となった中島は同28分、ゴール前に抜け出し、左足で決定的なシュートを放ったが、GKの好セーブに阻まれた。

 J1残留へ優位な立場にいることは変わらないが、下位のF東京や神戸が調子を上げてきているのは気になる。クラブによると、手倉森誠監督は関口と富田の離脱について「まだまだ彼らが復帰してくるわけではないので、今いるメンバーでやれることを整理して次に向かいたい」と強調。残り5試合の相手は磐田、清水、新潟、広島、川崎Fと上位陣ばかりだが、総力戦で残留を勝ち取るしかない。

(文 西山紘平)

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