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山形は「要注意人物」に決勝点許し小林監督「もったいない」

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[11.6 J1第29節 大宮2-1山形 NACK]

 12位モンテディオ山形はDF石川竜也のFK弾も勝利にはつながらず、1-2で敗れた。前節の浦和戦に1-0で勝って勝ち点を35に伸ばし、J1残留の安全圏に入ったかに思われたが、16位神戸がここに来て2連勝。残り5試合で降格圏まで勝ち点6差あるものの、下位チームの動向が気になる状況となってきた。

 立ち上がりから試合の主導権を握っていたのは山形だった。前半6分にはMF佐藤健太郎が強烈なミドルシュート。GK北野貴之が前に弾いたところにFW宮沢克行が詰めたが、シュートは再び北野の体を張ったセービングに阻まれた。

 前半の被シュートはわずか1本。しかし、その1本で先制を許し、0-1で後半に折り返した。後半9分にはゴールほぼ正面で獲得したFKを石川が左足で直接叩き込み、1-1。その後は一進一退の攻防となったが、同25分にセットプレーから決勝点を許し、競り負けた。

 小林伸二監督は試合後のインタビューで「もったいないゲーム」とコメント。決勝点を許したのは交代で入ってきたばかりのFW石原直樹で、前節も投入直後にゴールを決めていたこともあり、「要注意人物が入ってきて、ファーストタッチに気を付けろと言っていたのに……」と、マークが付き切れなかったことを悔やんでいた。

(文 西山紘平)

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