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藤本2発で清水が勝利!!ACL争いに生き残る

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[11.20 J1第31節 仙台1-3清水 ユアスタ]

 6位清水エスパルスベガルタ仙台に3-2の逆転勝利を挙げた。立役者は2ゴールを決め、今季通算13得点で得点ランク5位タイに浮上したFW藤本淳吾だ。3位G大阪も勝利したため、勝ち点差を縮めることは出来なかったが、勝ち点5差をキープしACL出場権争いに生き残った。

 前回の対戦時は清水が5-1と圧勝したが、まさかの失点で試合は幕を開けた。前半15分、MF梁勇基の左クロスにPA内中央に飛び込んだFW赤嶺真吾に競り負け、こぼれ球をDF菅井直樹に頭で押しこまれ先制を許してしまった。

 しかし、前節の湘南戦で5-0と攻撃陣が好調ぶりをみせている清水は、早々と追いついた。同28分、FW岡崎慎司のヘディングシュートはポストに阻まれるが、はね返りに飛び込んだ藤本がDF朴柱成に倒されPKを獲得。これを藤本がゴール左に決めて同点に追いついた。藤本は2試合連続ゴールをマークした。

 倒した朴は一発レッドで退場となり、数的有利となった清水は猛攻を続ける。前半ロスタイムにはMF兵働昭弘の左クロスから流れたボールをPA内の藤本が二アサイドに流し込み追加点。背番号「10」の2得点の活躍で逆転に成功し、前半を2-1で折り返した。

 後半も完全に清水ペースで試合は進み、終了間際にはダメ押しの3点目を決めた。後半44分、攻めるしかない仙台は左CKのチャンスにGK林卓人もPA内へ上がってくる。このCKからこぼれたボールを兵働が拾うと、DFの裏へロングパス。最後は途中出場のFW大前元紀が無人のゴールに流し込んだ。

 残り3試合で3位G大阪とは勝ち点差5と、ACL出場は難しい状況だが、幸い最終節でG大阪戦との直接対決が残っている。もちろん相手の取りこぼしを待つしかないが、まずは次節からの広島、神戸にしっかり勝利し望みをつなげる。

(文 片岡涼)

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