beacon

大宮がJ1残留に王手。次節神戸に勝てばOK!

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.20 J1第31節 京都0-2大宮 西京極]

 大宮アルディージャがJ1残留へ“王手”をかける勝ち点3を奪った。J2降格が決定している京都に2-0で勝利し、勝ち点を37に伸ばした。これで15位F東京に同5差、16位神戸同6差とした。大宮は次節23日の相手が神戸のため、勝てば残留が決定する。

 先に試合を行ったF東京が敗戦、神戸が引き分けたため、大宮は勝てば残留が大きく近づく状況となった。敵地での試合だったが幸先良く、先制点をつかんだ。前半7分、MF金久保順の左FKに、ゴール前へDF深谷友基が飛び込みダイビングヘッド。体勢を崩しながらもゴールに押し込み、大きな1点を生んだ。

 これで勢いに乗り、大宮が主導権を握る。そして前半29分には再び右FKのチャンスで、MF橋本早十のキックに今度は元韓国代表FW李天秀がバックヘッドでゴールに沈め2-0リードに導いた。危なげなく、そのまま大宮が優位に進めて逃げ切った。

 決勝点を決めた深谷は試合後のテレビインタビューで「試合前、神戸の試合とか、FC東京の結果とか、気になってしょうがなかった。魂のゴール? セットプレーで先に取れて、その後の展開がすごく楽になると思っていた。ほんと早い時間に取れてよかったです」と安堵の表情を浮かべた。

 ゴールだけではなく、CBとして7試合ぶりの完封勝利にも貢献した深谷。J1残留への大一番となる次節23日の神戸戦を最高の形で迎えられる。「とても大事な試合になってくる。しっかりいい準備して絶対に勝ちたい」と闘志を燃やした。最近5試合を3勝1分け1敗と調子のいい大宮。このまま一気に残留を決めるつもりだ。

(文 近藤安弘)

TOP