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「終盤戦身につけた粘り強さ」大宮が最終戦白星

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[12.4 J1第34節 横浜FM 0-2 大宮 日産ス]

 前節にJ1残留を決めていた13位・大宮アルディージャ横浜F・マリノスを2-0で下し、昨シーズンの13位を上回る12位でシーズンを終えた。

 J1残留争いのプレッシャーから解き放たれた大宮が、アウェーで横浜FMに快勝した。前半39分、DF鈴木規郎の右CKをDF坪内秀介が頭で合わせて先制ゴール。その後、DF松田直樹ら功労者のラストゲームを何とか白星で飾りたい横浜FMの反撃を受けたものの、大宮はGK北野貴之を軸にブロックを崩さず、得点を許さない。
 そして相手の反撃を凌いだ大宮は後半ロスタイム、FWラファエルのポストプレーからPAへ切れ込んだ元韓国代表MF李浩が15試合目の出場でJ初得点となるゴールを決めて2-0。今季最終戦を白星で飾った。
 
 大宮によると鈴木淳監督は試合後の会見で「(前節残留を決めたが)この34節をどうやって締めくくることができるかを選手たちに話しました。その結果、無事に結果を残してくれました」とJ1残留決定にも気を抜かずに戦った選手たちを賞賛。そして今シーズンについて「最初はうまくいかなかったのですが、新加入選手の存在もあって、徐々に安定した戦いができるようになってきたかと思います。終盤、苦しい状況の中で勝点を重ねることができたのは、安定した戦いができるようになってきた成果だと思います。そして、メンタルコントロールをゲームの中でできるようになってきて、リードされてもあわてずじっくりできるようになってきたことが、神戸戦や新潟戦のような、逆転できないながらも、追いつく粘り強さが出てきたのではないかと思います」と分析していた。

(文 吉田太郎)

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