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寿人不在の広島はホームでの開幕戦、仙台とスコアレスで終える

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[3.5 J1第1節 広島0-0仙台 広島ビ]

 ホームで開幕戦を迎えたサンフレッチェ広島ベガルタ仙台と対戦。両守護神の奮闘もあり、0-0で引き分けた。

 広島はFW佐藤寿人がインフルエンザの影響で欠場。システムは3-6-1でGKは西川周作、3バックは右から森脇良太、中島浩司、京都から加入した水本裕貴。ダブルボランチは森崎和幸、青山敏弘、右サイドはミキッチ、左サイドは山岸智が入った。トップ下には森崎浩司と高萩洋次郎が構えて、1トップは李忠成が務めた。
 
 互いに慎重な立ち上がりで試合はスタートした。FWマルキーニョスとMF梁勇基と強力な攻撃陣を中心に、崩しにかかってくる相手をかわすと、20分過ぎからはチャンスをつくった。前半23分にはMF森崎浩司の左クロスにMF中島浩司が頭で合わせたがGK林卓人に止められた。同30分にはMFミキッチがドリブル突破から右クロスを上げて、森崎浩がシュートを狙ったが枠外へ外れた。右サイドのミキッチを起点にチャンスを作るが1点が奪えず、逆に同39分にはFKからこぼれたボールをFW赤嶺真吾に頭で合わされ、ピンチを迎えたがGK西川周作が好セーブ。左手一本でなんとか防いだ。そのままスコアレスで前半を終了する。
 
 後半に入っても試合は動かない。後半2分、ゴール前混戦からFW李忠成がこぼれ球を拾い、PA内からシュートを打ったが、GK林卓人に止められた。決定的なチャンスも得点にすることはできなかった。同11分にはMFミキッチのクロスを李が頭で流し、最後はDF水本裕貴がシュートを打ったが、これはサイドネット。同29分には森崎浩に代えて、新加入のMFムジリを入れるが、なかなかボールに触ることができずに流れを変えることはできない。同38分には李が個人技からDFを交わしてシュートを狙ったが、またしても枠外へ外れた。そのままスコアレスドローで試合は終了。勝ち点1を分け合った。

 試合後のテレビインタビューでペトロヴィッチ監督は「勝ち点1というのは悪くはない。ただ選手たちはよく走ってくれたが危険な走りというのがなかった。前のスペースにいかに飛び出していくかなどが課題。次こそは勝ち点3を取りたい」と次節の勝利を誓っていた。

(文 片岡涼)

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