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仙台は広島と0-0、指揮官は「勝ち点1でも十分」

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[3.5 J1第1節 広島0-0仙台 広島ビ]

 ベガルタ仙台は敵地でサンフレッチェ広島と対戦し、0-0で引き分けた。鹿島から今季加入したFWマルキーニョスを中心にゴールを狙っていったが得点にはつながらなかった。

 仙台は4-4-2システムを採用し、GKは林卓人、DFラインは右から菅井直樹、城南一和から加入したチョ・ビョングク、鎌田次郎、朴柱成。中盤は右に高橋義希、左に角田誠のダブルボランチで、右に関口訓充、左に梁勇基が入った。2トップは鹿島から加入したマルキーニョスと赤嶺真吾が務めた。

 先に決定的なチャンスをつくったのは仙台だった。前半10分、スルーパスに右サイドを抜け出したFWマルキーニョスがシュートを狙ったが、これはGK西川周作のビックセーブに止められた。同28分にはFKからMF中島浩司にへディングシュートを打たれて、ピンチを迎えたがGK林卓人がしっかりと止めてみせた。同39分には再びチャンスを演出。FKからこぼれたボールにFW赤嶺真吾が頭で合わせたが、GK西川の左手一本に止められた。そのままスコアは動かずに前半は終了した。

 後半は立ち上がりから広島の猛攻を受けるが、DF鎌田次郎とDFチョ・ビョングクの両CBを中心になんとか凌ぎきる。サイドから突破されても、シュートまで持ち込ませず耐える時間が続いた。それでも後半15分過ぎからは、反撃の姿勢もみせた。後半16分、マルキーニョスの右クロスに赤嶺が飛び込んだが、上手く合わずにボールはゴールラインを割っていった。同24分にはCKからのチャンスにチョが枠内にヘディングシュートを飛ばしたが、相手MFにクリアされた。同33分には関口に代えてMF太田吉彰、同40分には赤嶺に代えて中島裕希と前線にフレッシュな選手を入れたが、流れを変えることはできない。0-0のまま終了し、敵地での勝ち点1を手に入れた。

 試合後のテレビインタビューで手倉森誠監督は「敵地での試合で勝ち点1でも十分」と試合を振り返った。仙台は次節、ホームで昨年J覇者の名古屋と戦うが「次はホームでもっと仕掛ける試合をしていきたい」と同監督。この日無失点で戦い抜いた自信を胸に名古屋へ勝負を挑む。

(文 片岡涼)

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