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栃木が3発決めて富山下し、初の開幕連勝

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[4.23 J2第8節 富山1-3栃木 富山]

 開幕戦で勝利したチーム同士の一戦は栃木SCに軍配が上がった。栃木が敵地でカターレ富山に3-1で勝利した。09年にJFLから昇格してきた栃木にとって、Jの舞台での開幕連勝はクラブ史上初のことになる。

 前半で2点のリードを奪った。前半40分、MF鈴木修人の右クロスをファーサイドのDF渡部博文がヘディングシュート。クロスバーを直撃したが、こぼれ球をMF水沼宏太が押し込み先制した。さらに2分後には、DF那須川将大が追加点。無回転のブレ球で直接FKを決め、2-0と突き放した。

 後半に入っても栃木の勢いは止まらず。後半14分には、MFパウリーニョのパスに抜け出したFW廣瀬浩二がトラップから右足で強烈なミドルシュート。「今日ピッチに立った時、サポーターの声を聞いて、ゾクゾクするというか、血が騒いだ」と話すストライカーがダメを押す3点目をゴールネットへ突き刺した。同27分にはFW黒部光昭に1点を返されたが、そのまま逃げ切り、3-1で勝利した。

 これで開幕戦の草津戦(2-1)に続く連勝。試合後のテレビインタビューで松田浩監督は「選手が気持ちを込めて戦って、我慢しながらプレーを続けたことでいい展開になった」と振り返った。次節、栃木はホームで京都と戦う。

(文 片岡涼)

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