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鳥栖が"因縁"の岸野・横浜FCに3発快勝で初勝利

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[4.23 J2第8節 横浜FC1-3鳥栖 ニッパ球]

 サガン鳥栖は3-1の快勝で、09年までチームを指揮した横浜FC岸野靖之監督に強烈な“恩返し”となる今季初勝利を飾った。

 先制点は開始早々の1分。MF國吉貴博からパスを受けたMF早坂良太が右足で狙うと、シュートはDFに当たってコースが変わりゴールマウスへ。前半22分にはFW野田隆之介のスルーパスに抜け出したFW池田圭が落ち着いて右足で流し込んだ。後半28分にも國吉の左FKにファーサイドのDF木谷公亮がヘディングで合わせ、追加点。3-0と試合を決定付けた。

 横浜FCを率いる岸野監督は07年に鳥栖のヘッドコーチから監督に昇格。09年まで3シーズンにわたって指揮を執り、10年から横浜FCの監督に就任した。監督だけでなく、DF柳沢将之、MF高地系治ら選手4人、コーチングスタッフ2人も鳥栖から横浜FCへ移籍。今季も鳥栖からDF飯尾和也が加入した。

 鳥栖からすれば、絶対に負けられない“因縁”の相手だった。昨年5月には0-4と惨敗し、同年10月の対戦は4-4の引き分け。横浜FCが岸野体制になって3度目の対戦で、念願の初勝利を挙げた。

 横浜FCは0-3の後半25分からFW三浦知良をピッチに送り込むが、同33分のFW藤田祥史の左足ミドルはポストを直撃。同39分にはPA内左サイドに走り込んだカズが左足で狙ったが、シュートはゴール左に外れた。

 結局、後半ロスタイムにMF藤田優人のゴールで1点を返すのが精一杯。3月6日の開幕戦で富山に1-2で敗れたのに続き、ホームで今季2連敗となった。

(文 西山紘平)

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