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千葉が終了間際の劇的弾で岡山下し、首位奪取!!

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[5.15 J2第12節 千葉2-1岡山 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉が3戦連続の終了間際の決勝ゴールで、10人の岡山に2-1で勝利した。首位・栃木が大分に敗れたため、千葉が首位に浮上した。

 決勝点を決めたのは今季、名古屋からレンタル移籍してきたDF竹内彬だった。試合後のテレビインタビューで竹内は「やっとジェフサポーターの皆さんに顔を覚えてもらえるようなプレーができた」とハニかんだ。プロ6年目にしての初ゴール。「プロに入って初めてのゴールがこうやって勝利につながるゴールで本当にうれしい」と笑顔が絶えなかった。

 1-1で迎えた終了間際の後半ロスタイム2分、MF伊藤大介の左CKにゴール正面へ走りこんだ竹内が頭で合わせた。これが決勝点となり、千葉が2-1の勝利を飾った。前々節の愛媛戦(2-1)では、後半45分にFW深井正樹が決勝点。前節の鳥取戦(1-0)では、後半ロスタイム3分にMF米倉恒貴が決勝点を決めていた。今季の千葉は粘り強く戦い、勝ち点3を重ねている。

 この日の試合は前半3分に先制される苦しいスタートとなった。DFストヤノフのFKにFWチアゴに飛び込まれ失点を喫した。しかし同36分、左CKにニアサイドのFWオーロイが頭で合わせ、ゴール前混戦のボールを最後はMF太田圭輔がシュート。これをゴールライン上でストヤノフが手で止めて、一発退場。獲得したPKを深井が決めて、1-1に追いついた。その後は数的有利となった千葉が主導権を握る。しかし、1点が奪えずにもどかしい時間が続いた。それでも諦めず全員で攻め続けた結果、竹内の決勝点が生まれた。

 これで開幕戦から5勝1敗。6試合を戦い、計11得点で失点はわずか3と攻守が噛み合い、結果もついてきている。昨季は4位に終わり、あと一歩で昇格を逃して涙を呑んだ。ここでつかんだ首位の座を簡単に離すわけにはいかない。

(文 片岡涼)

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