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福岡は磐田に4発沈められ、悪夢の開幕7連敗

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[5.21 J1第12節 磐田4-1福岡 ヤマハ]

 開幕戦から悪夢の7連敗となってしまった。アビスパ福岡は磐田に1-4の敗戦を喫した。今季初の勝利をめざし、前節から先発を4人入れ替えて臨んだが、0-4で迎えた後半41分にFW岡本英也が意地の1点を返すに留まった。

 開幕戦から未だ勝ちのない福岡は、前節から先発を4選手入れ替えた。元磐田のMF成岡翔、DF田中誠がともに開幕戦以来の先発復帰。GK 六反勇治、DF和田拓三が今季初の先発出場を果たした。しかしテコ入れの効果はなく、磐田の怒涛の攻撃を防ぐことができずに前半5分、32分、35分と3失点。シュートはわずか1本で前半を折り返した。

 切り替えて後半に臨みたいところだったが、後半開始わずか4分に早くも失点。4点差に広げられた。その後は後半から途中出場したFW重松健太郎が幾度も裏に抜け出して、チャンスをつくるがシュートまで持ち込めない。後半41分、MF鈴木惇の横パスを受けた岡本が右足シュートを決めて1点を返したが、後は続かず。1-4で敗れた。

 試合後のテレビインタビューで篠田善之監督は「選手たちが浮き足立っていた。早い時間での失点で後手後手になってしまった。でもそこで下向きになるかと思ったが、前を向いて攻めていったところは評価できると思います」と試合を振り返った。

 開幕から4試合で計1得点だった攻撃陣が、ここ3試合連続でゴールを挙げていることだけが、唯一の光明となる。7連敗で迎える次節は昨季王者の名古屋が相手だ。「きょうはゴールを奪えたことをプラス材料に考えて、1週間準備したい」と指揮官は前を向いた。

(文 片岡涼)

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