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前半で攻撃の核2人が負傷交代、山形は公式戦6試合でわずか1得点

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[6.11 J1第14節 山形0-2鹿島 NDスタ]

 モンテディオ山形はセットプレー2本に泣き、公式戦6試合勝利なし(1分5敗)となった。試合開始早々にMF古橋達弥が負傷し、前半10分でベンチに下がると、同43分にもFW長谷川悠が負傷交代。「前の選手2人が筋肉系を痛めて、カードを(残り)1枚しか使えなかった」(小林伸二監督)という苦しい展開となった。

 それでも古橋に代わって出場したMF太田徹郎ら若手が奮闘する。後半6分、FW廣瀬智靖のスルーパスから太田がゴールネットを揺らすもオフサイドの判定。同8分には廣瀬の強烈な右足ミドルがクロスバーを直撃した。後半36分にも途中出場のMF川島大地の左クロスに廣瀬が合わせたが、鹿島DFアレックスがかろうじてブロック。チャンスはつくったが、決定力を欠いた。

 小林監督は試合後のインタビューで「廣瀬、太田、(伊東)俊はいいパフォーマンスで、落ち着いた形でやってくれた」と評価しながらも「でも最後のところで点を取れるかどうか」と指摘する。これで最近の公式戦6試合でわずか1得点。得点力不足は深刻で、今後の連戦に向け、この日負傷した古橋、長谷川の状態も心配される。

(文 西山紘平)

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