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ホームで勝てない大宮、ラファエルの3戦連続弾もドロー

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[6.11 J1第14節 大宮2-2浦和 NACK]

 埼玉ダービーは引き分けに終わった。大宮アルディージャは2点のリードを奪うも浦和に追いつかれ、2-2のドロー。ホームでの今季初勝利を狙ったが勝つことはできなかった。

 プレシーズンマッチも含めた浦和戦全試合でゴールを決めているFWラファエルがこの日も強さをみせた。前半37分、DF渡部大輔の右クロスに頭で合わせて先制点を決めた。ラファエルの3戦連続弾で勢いづくと、後半8分には追加点。MF上田康太の右CKをゴール正面のDF深谷友基が頭で叩き込んだ。

 しかし2点のリードを奪った後、鈴木淳監督が試合後のテレビインタビューで「2点取った直後が良くなかった。あの辺が甘かった。あそこでしっかりやっていれば勝ち点3をとれたんでしょうけど……」と唇を噛んだ通りの展開となってしまった。

 2点目を決めたわずか3分後、カウンターからピンチを招くと、PA内でMF藤本主税がMFマルシオ・リシャルデスを倒してしまい、PKを献上。これを決められて1点差につめられた。さらに同33分には、MF原口元気の個人技を止めることができずに、シュートを決められて2-2の振り出しに戻された。

 再びリードを奪おうと後半35分にはU-22代表のMF東慶悟に代わって、FW石原直樹を投入するも、流れを変えることはできない。そのまま試合は終了して勝ち点1を分け合った。

 前節のC大阪戦(1-0)から今季初の連勝を狙ったが、勝つことはできず。これで今季のホーム戦は4戦勝ちなし(2分2敗)となった。ホーム初白星は遠い。

(文 片岡涼)

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