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千葉は痛恨のドローで首位陥落、次節はオーロイを欠いて栃木と上位決戦

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[6.19 J2第17節 横浜FC1-1千葉 ニッパ球]

 首位に立つジェフユナイテッド千葉は先制したものの後半41分に追いつかれ、横浜FCと1-1で引き分けた。勝利した横浜FCは、連勝は2でストップしたものの、これで3戦負けなし(2勝1分)となった。

 序盤から互いに決定的なチャンスをつくれないままに時間は過ぎた。それでも後半から千葉がFWオーロイを的にロングボ-ルを入れて、徐々に決定機を作り出す。後半15分にはロングボールをオーロイが頭で落とし、3戦連発中のFW深井正樹がPA内からシュートを打ったがポスト左へ外れた。しかし直後の同15分、DF柳沢将之のボールをかっさらった深井が左サイドをドリブルで駆け上がり、クロスを入れる。これを右足ダイレクトでオーロイが叩き込み、先制に成功した。

 しかし、前々節の東京V戦(2-1)で岸野靖之監督就任後初の逆転勝利を収めた横浜FCは諦めない。果敢に攻め続けると、後半41分、右クロスをMF藤田祥史が落とし、これを拾ったFW西田剛が横パス。最後はFWカイオが右足でシュートを決めて、同点に追いついた。勢いづいた横浜FCは、その後もチャンスをつくる。終了間際にはDF野崎陽介の左クロスに西田がヘディングシュートを放ったが、クロスバーを叩いた。そのまま試合は終了し、勝ち点1を分け合った。

 千葉は今節の引き分けで栃木に勝ち点23で並ばれると、得失点差で下回り、2位に順位を落とすことになった。次節は栃木との上位決戦になるが、この日受けた警告でオーロイは出場停止。J1復帰へ向けて真価を問われる一戦となりそうだ。

[写真]厳しいマークに遭うFWオーロイ

(文 片岡涼)

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