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福岡は4戦不発で12戦未勝利、重松「枠に飛ばして決めたい」

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[6.22 J1第17節 浦和3-0福岡 埼玉]

 アビスパ福岡は浦和に0-3で2連敗を喫し、開幕から1分11敗と12戦未勝利となった。前半は決定機も何度か作っただけに篠田善之監督は「勝点を奪えず悔しい。前半の入りは悪くなく、いろんなところを抑えてうまく対応できた。後半の立ち上がりに失点したことで、前に出て行くパワーをさらになくし、後手後手になった」と嘆いた。

 前半はたしかにチャンスがあった。開始4分、福岡が最初の見せ場を作った。右CKから少しゴールから離れていたDF和田拓三が右足でジャンピングボレー。同13分にはPA右でMF松浦拓弥の横パスを受けたFW重松健太郎がミドルシュート。その1分後にはPA左からMF田中佑昌が右足で狙ったが、いずれも枠を外してしまった。どれかが決まっていれば、結果が変わっていた可能性が高い。

 重松は「不甲斐ないです。3点取られたのもあるが、自分が点を取れなかったのがある。先制点を取れなかったのが悔しいです。最後の精度の質が悪くてゴールにつながらなかった」と悔しがった。

 浦和のCBに高さがあるため、SBの裏を突いてから崩すことを考えていたが、CBに蹴り込んでしまう事が多く、跳ね返された。前線からのプレスで奪って、カウンターも狙っていた。前半はまずまず機能していたが、重松は「前からプレスをかけるのが自分たちのサッカーだけど、正直、この天候できつかったとこがある」と猛暑を嘆いた。

 これでリーグ戦4試合連続で無得点となった福岡。重松は昨季J1のFC東京でプレーし、期待されて福岡に加入しているだけに、今季まだ1得点という自身の結果に不甲斐なさを感じている。「守備でも攻撃でも、もっと積極的にプレーしたい。シュートを枠に飛ばして決めたい。切り替えて反省して、次、いいプレーしたいです」と意気込む重松。次節は25日でホームに磐田を迎える。ゴールを決めて勝利に導くつもりだ。

[写真]開幕12戦未勝利にうなだれる福岡の選手たち

(取材・文 近藤安弘)

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