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「外れてもいいやって楽な気持ちで」深井がホーム5戦連発で自己最多の7点目

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[6.26 J2第18節 千葉2-2栃木 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉のFW深井正樹がホーム5戦連発となる今季7点目を決め、J2得点ランキングトップを守った。弾丸ミドルだった。0-1の前半25分、MFファン・ゲッセルの横パスを受けると、ワントラップから左足を一閃。左45度の角度からゴール左上に突き刺した。

「ファーストタッチが真ん中に入って、ファーを狙うのが難しかった。ちょっとアウト気味にかけてニアを狙った。うまく入ってよかった」

 2試合ぶりのゴールはホームに限れば5戦連発となった。「そこはあまり意識していないけど、チャンスがあったら迷いなく蹴れている。外れてもいいやっていうぐらいの楽な気持ちで打っているのがいいのかもしれない」。力むことなく、フィニッシュの場面で感覚を研ぎ澄ました落ち着きがゴールラッシュにつながっている。

「昔はチャンスが来たら絶対決めてやろうと力が入っていた。今は相手が来たらパスしようと思っているし、そのときそのときの状況に合わせたプレーを選択している」。好調の要因についてそう自己分析した。

 J2とはいえ、1シーズン7得点は、J1時代の09年にマークした6得点を抜き、自己新記録となった。これで開幕から12試合連続のフルタイム出場。「今年は監督に信頼してもらって、ずっと使ってもらっている。自分の良さを出しながらできているし、変なプレッシャーなくやれている」。まだまだ自己記録を伸ばしていきそうな勢いが今の深井にはある。自身の得点王&チームのJ1昇格。ダブルタイトルも夢ではない。

[写真]ゴールを決めた深井

(取材・文 西山紘平)

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