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[総理大臣杯]千葉入り決めたDF大岩、準Vに「悔しいけど自信にはなった」

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[7.9 総理大臣杯・決勝 大阪体育大1-0中央大 金鳥スタ]

 来季のジェフユナイテッド千葉入りへ意向を固めた中央大のDF大岩一貴(4年=中京大附中京高)は敗戦に「準優勝は悔しいけれど、ここまで戦えたいうのは自信になったと思う」と試合を振り返った。

 初戦から中1日での4連戦。その最終戦ということもあり、「思った以上に自分もバテちゃって。コンディション調整ができてなかったってことかもしれない」と話したように疲労はピークだった。1点を追う後半には、前線まで走りこみ、攻撃参加も見せたがゴールにはつながらなかった。直接FKを沈められての敗戦に「あれは誰かが触らないといけないところ」と悔しさをにじませた。

 準優勝に終わったが、大岩にとって今大会はひとつの大きなシミュレーションになった。リストアップされている全日本大学選抜は、8月に中国・深センで行われるユニバーシアード競技大会を戦う。ユニバは総理大臣杯と同じ中1日で4試合を戦う過密日程だ。だからこそ「この大会がユニバへ向けて、いい勉強になった。実際に中1日で4連戦をやってみて、そこでの準備をどうするかなど、手応えはあった。いいシミュレーションになった」と話す。中央大ではCBを務めるが、全日本大学選抜では右SBで起用される。CBよりも運動量が必要とされるポジションで連戦を戦うことになるが、ユニバへ向けてのイメージはある程度つかめたようだ。

 今後へ向けては「今はリーグ戦で11位だが首位との勝ち点は8差。まだまだ優勝へ現実味がある数字だし、08年に優勝したときも、勝ち点8差をひっくり返したと思う。今回の大会がチームとして自信になったし、リーグで優勝を狙いたい」と前を向いた。大阪での熱戦を終えた大岩は今後、中1日で11日から21日にかけて行われる全日本大学選抜のドイツ・中国遠征へ臨む。

(取材・文 片岡涼)
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