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徳島がセットプレー2発で鳥取を沈める、6戦負けなしで3位キープ

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[7.24 J2第22節 鳥取0-2徳島 とりスタ]

 徳島ヴォルティスが2-0の快勝でガイナーレ鳥取を下し、6戦負けなし(5勝1分)で3位をキープした。首位・F東京を勝ち点1差でぴったり追走。前節の東京V戦(2-2)こそ2失点を喫したが、最近6戦のうち5勝はいずれも完封勝利と、攻守ががっちりかみ合い、快進撃を続けている。

 連勝が4で止まった東京V戦も0-2から終了間際に追い付く劇的ドロー。その勢いはこの日も健在だった。前半37分、MF衛藤裕の右CKにFW佐藤晃大が打点の高いヘディングシュートで合わせ、先制点。同44分には左サイドのFKから相手DFのクリアミスを逃さず、ゴール前混戦の中、DF島村毅が左足で押し込んだ。

「武器であるセットプレーで点が取れたのが大きかった。アウェーで前半に2点取ることができて、最後は猛攻を受けたけど、2-0で勝ったのは価値ある結果」。美濃部直彦監督が試合後のインタビューで振り返ったとおり、決して簡単な試合ではなかった。

 セットプレーを生かして2点を先行し、2-0で折り返した後半は鳥取の猛反撃を受けた。前半の被シュートはわずか3本だったが、後半の45分だけで11本ものシュートを浴び、クロスバーやゴールポストに救われる場面もあった。それでも最後まで集中力を切らさず、シャットアウト。先制点の佐藤は「前からプレスにいこうと話して、前半はそれができていた。後半もそれを続けられたら、もっといい試合になったと思う」と、後半の試合運びを反省したが、完封勝利という結果がチームの好調ぶりを表している。

 まだまだ混戦模様が続きそうな昇格争い。佐藤は「チームの雰囲気はいいので、このままできるだけ負けずに勝っていきたい」と意気込み、美濃部監督は「勝ってるからといって、これぐらいでいいだろうとか油断をせず、しっかりチームとして戦っていきたい」と気を引き締めていた。

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