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大宮は警戒していたセットプレーで追いつかれ逆転負け、東「最悪の形に……」

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[7.30 J1第19節 横浜FM2-1大宮 日産ス]

 大宮アルディージャは先制点を奪いながらも1-2の逆転負け。5度目の挑戦となった今季初の連勝を逃してしまった。A代表候補にも選ばれているU-22日本代表MF東慶悟は「早い時間に点が取れたのに、追いつかれてしまった。セットプレーで決められてテンションが下がってしまった。セットプレーは気をつけていたのに……。最悪の形になってしまった」と頭をたれた。

 前半36分にエースFWラファエルのヘディング弾で先制。首位撃破に向けて最高の滑り出しとなった。しかし、後半8分に警戒していたCKで失点すると、同20分にはクロスからヘディングシュートを決められた。MF青木拓矢も「セットプレーは試合前も、練習からも取り組んでいたんですけど……」と肩を落とした。

 前半の序盤こそ、出足の良いプレスで苦しめたが、後半は横浜FMに主導権を握られた。そもそも、優位のはずだった運動量で勝てなかった。横浜FMは中2日だったが、大宮はナビスコ杯がなかったため中6日と万全だった。しかし、東が「運動量の面で、絶対的に上回ることができなかった」と話したとおり、後半は横浜FMのほうが元気だった。

 とはいえ、決定機はあった。それだけに、この日の敗戦は余計に悔やまれる。だが、引きずってはいけない。次戦はホームに戻り仙台と対戦する。今季はいまだホームで白星がないため、気持ちを切り替えないといけない。ラファエルは「次はホーム。まだ勝っていないので、ホーム初勝利を求めてしっかりトレーニングして、いいゲームにしたい」と強い決意を口にした。

(取材・文 近藤安弘)

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