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「もったいなかった」前半の2失点、17位・山形は再び連敗に

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[8・6 J1第20節 鹿島3-1山形 カシマ]

 J1残留圏内15位のC大阪と勝ち点9差だった17位のモンテディオ山形は鹿島アントラーズに1-3で敗れた。これで2連敗の山形は15位との勝ち点差が暫定10へ。残留へ向けて依然厳しい戦いが続いている。

 前半の2失点がチームに重く圧し掛かった。くさびの選手への反応の遅れや、フリーの選手を追うことができないなど、付け入る隙を自ら与えてしまっての2失点。小林伸二監督も試合後のインタビューで「思ったよりもボールに行けていなくて、(先制点の場面では)FKを与えてしまって、2点目も受け流しに走って付いて行けなかった。ベースのところを忘れてしまっている。前半はもったいなかった」とこの2点を残念がっていた。

 それでも前節に山形での初出場を果たしたFW山崎雅人と11試合ぶりの先発を果たしたFW長谷川悠の2トップを中心に反撃。後半4分にはCB石井秀典のフィードをMF太田徹郎が競ると、こぼれ球を拾った長谷川が強烈な右足ミドル。これはGK曽ヶ端準にパンチングされたが真上に上がったボールにいち早く反応した太田が頭でゴールへと押し込んだ。

 これで1点差。流れを自らに傾けた山形は8分、右クロスに決定的な形で長谷川が飛び込むなど、鹿島を押し込んでいく。だが、後半13分に痛恨の3失点目。後半から出場のMF下村東美の右クロスから長谷川がダイビングヘッドを放つなどこの後もチャンスをつくった山形だったが、過去5戦未勝利の鹿島から勝ち点3をつかむことはできなかった。

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