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鳥栖が開始1分の先制点を10人で守る、鳥取は4戦連続無得点で4連敗

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[8.14 J2第24節 鳥栖1-0鳥取 ベアスタ]

 サガン鳥栖は開始1分の先制点を10人で守り抜き、3試合ぶりの勝ち点3を手にした。一方のガイナーレ鳥取は数的優位を生かせず、4連敗。4試合連続無得点と攻撃陣が沈黙を続けている。

 試合はいきなり動いた。鳥栖は前半1分、左サイドで細かくパスをつなぎ、DF磯崎敬太が中央に入れたボールをFW池田圭がスルー。ゴール前に抜け出したMF早坂良太が左45度から左足を振り抜き、ゴール右隅に流し込んだ。

 早坂の8試合ぶり今季7点目で試合の主導権を握った鳥栖は攻勢を強める。前半4分、MF金民友のシュートはGKの正面を突き、同12分には早坂が池田とのワンツーからミドルシュートを狙ったが、DFの体を張ったブロックに阻まれた。

 なかなか2点目を奪えず、1-0のまま試合が進むと、前半42分だった。フィールドの中央で鳥取のMF服部年宏が後方から池田を押し倒すファウル。すると、倒された池田が足を高く上げて服部を蹴ったとして、報復行為で池田にレッドカードが示された。まさかの一発退場で数的不利に立たされた鳥栖だが、その後は鳥取の反撃を10人で耐え抜いた。

 鳥栖の粘り強いディフェンスを攻めあぐねる鳥取はFWハメドが後半17分、18分と立て続けに左足で強烈なミドルシュートを放つが、GKの好守に阻まれる。同32分にはDF尾崎瑛一郎の直接FKがGKの手をかすめてクロスバーに弾かれ、1点が取れなかった。

 そのまま鳥栖が1-0で逃げ切り勝利。早坂は試合後のインタビューで「試合の入りだったので、ボールが来たら打ってやろうと思っていた」と先制点を振り返り、「一人減ってからやることはハッキリした」と、10人で手にした勝ち点3に胸を張った。

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