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仙台・赤嶺がクラブ新の5戦連発で自己最多タイの12得点

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[9.24 J1第27節 横浜FM1-3仙台 日産ス]

 ベガルタ仙台のFW赤嶺真吾がクラブ新記録となる5戦連続ゴールを決めた。後半10分、ゴール前で横浜FMの栗原勇蔵がクリアミス。これをMF梁勇基が頭で赤嶺につなぎ、左足でゲットゴール。「今シーズンは大きな怪我もなくやれて、ひとつずつチャンスをモノにできている。それが結果につながっていると思う」と充実の表情を浮かべた。

 自身最多タイとなる今季12得点目で、得点ランク4位タイ(得点ランク表)とした。これもJ1が1シーズン制になって以降、MF梁勇基を抜いてクラブ記録となった(最多はFWマルコス18得点)。まさに名実ともに仙台のエースとしてクラブ史に名を残した。

 ただ、本人はまだまだ満足していない。前半29分に梁勇基のスルーパスから、PA内でのシュートを決められなかったこともあり、「もっと決められるようにしたい。もっと決められるチャンスがあったので、それが反省材料です」と試合後は、浮かれたところを見せることなく、さらなる目標を掲げた。

 得点ランク首位のFWケネディ(名古屋)の15得点にはまだ3得点あるが、決して遠い数字ではない。昨季途中、出番を与えられなかったFC東京から仙台に加入し、一気に才能を開花させた赤嶺。08年には岡田武史監督の下で日本代表候補に呼ばれたストライカー。このまま活躍を続ければ、ザッケローニ監督からお声がかかる可能性が出てきそうだ。

(取材・文 近藤安弘)

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