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千葉は2度のリードを生かせず、草津に逆転負けで5位へ後退

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[10.16 J2第31節 千葉2-3草津 フクアリ]

 昇格争いに残るためにも負けられないジェフユナイテッド千葉だったが、2度のリードを生かせずにザスパ草津に2-3で敗れた。昇格圏の3位との勝ち点差は3差に開き、順位は4位から5位へ後退した。

 試合開始わずか3分、左サイドからDFマーク・ミリガンが得意のロングスロー。GK北一真が目測を誤り、前へ飛び出したところ、ファーサイドのFW深井正樹がヘディングシュートを放った。草津のMF松下裕樹がゴールライン上にいたが、クリアすることはできず、千葉が先制に成功した。しかし前半終了間際の44分、左サイドから攻め込んだ草津が同点に追いつく。FW後藤涼が左サイドへパスを送ると、自ら走りこみ、左クロスに頭で合わせ、同点ゴールを決めた。前半を1-1で折り返した。

 だが負けられない千葉は意地をみせる。後半11分、PA外正面からMF伊藤大介が直接FKを決め、2度目のリードに成功。このまま逃げ切るかと思われた。しかし、ここからは草津が奮闘。果敢に仕掛けては幾度もチャンスをつくった。すると後半18分、後藤のミドルシュートは2連続でDFに阻まれるが、こぼれを拾ったMF小林竜樹がPA内右から右足で蹴り込み、2-2の同点に追いついた。

 2度のビハインドにも諦めることなく攻め込んだ草津は、このゴールで勢いづく。そして後半43分、右サイドからDF古林将太がドリブル突破。ゴールライン際ぎりぎりの位置からクロスを入れる。これに途中出場のFW萬代宏樹が合わせ、ヘディングシュート。ついに逆転に成功した。結局、萬代のゴールが決勝点となり、草津が3-2で勝利し、6試合ぶりの白星を獲得。対する千葉にとっては、痛すぎる2試合ぶりの黒星となった。

 試合後のテレビインタビューで決勝点を決めた萬代は「どんな形であれ、勝ったことが良かった。途中から試合に出て、点が取れればいいと思っていた」とコメント。草津の副島博志監督は「選手たちが非常によくプレーしてくれた。みんながザスパ魂を出して、最後まで戦ってくれたことが全て」と逆転勝利を収めた選手たちを称えた。

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