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苔口3戦連発、吉川拓J初ゴールなどで富山がクラブタイ記録の4発快勝

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[10.30 J2第33節 富山4-2鳥取 富山]

 カターレ富山が今季最多となる1試合4得点のゴールラッシュでガイナーレ鳥取に4-2で快勝した。2試合ぶりの勝ち点3を獲得し、3戦負けなし(2勝1分)。一方の鳥取は2連敗となった。

 相手のミスを逃さなかった。前半14分、鳥取DF水本勝成のGKへのバックパスをFW苔口卓也がインターセプト。前に出てきていたGKをかわすと、右サイド角度のない位置から右足でゴール左隅に流し込んだ。

 苔口の先発復帰後3戦連発となる今季7点目で先制した富山。前半45分に鳥取の大卒ルーキーFW福井理人にJ初ゴールとなる同点ゴールを許したが、後半立ち上がりの連続ゴールで試合を決定付けた。

 後半開始1分、高い位置でプレッシャーをかけてボールを奪うと、苔口のヒールパスをMF舩津徹也が右足ダイレクトで振り抜き、ゴール左隅にねじ込む。後半4分にはMF大西容平の左CKがDFに当たって逆サイドに流れてきたボールをMF吉川拓也が右足で押し込み、3-1と突き放した。

 待望のプロ初ゴールとなった吉川拓。「J初ゴールが取れてうれしい。ごっつぁんゴールすぎて、うれしさより、驚きの方が強かった」。京都産業大から今季入団したルーキーは試合後のインタビューで照れ笑いを浮かべていた。

 富山は後半10分にMFソ・ヨンドクの左クロスをMF朝日大輔が頭で叩き込み、ダメ押しの4点目。同21分、MF実信憲明にPKで1点を返されたが、その後の反撃を封じ、4-2で逃げ切った。

 09年からJ2に参戦している富山の1試合4得点はクラブタイ記録で、09年5月2日の栃木戦(4-0)、昨年5月9日の岡山戦(4-0)以来、3度目。3試合負けなしで順位も16位に浮上するなど、シーズン終盤に入って調子を上げてきており、吉川拓は「残り全勝するつもりでいきたい」と力強かった。

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