[11.6 J2第34節 鳥栖2-0横浜FC ベアスタ]

　2位サガン鳥栖はMFキム・ビョンスクとFW池田圭の2得点で横浜FCに2-0で勝利した。連続無敗記録を15試合(11勝4分)に伸ばして2位の座をキープ。前節では最下位・岐阜(4-4)と引き分けていたが、その流れを自ら断ち切り、2戦ぶりの白星を手に入れた。

　前半12分、キム・ビョンスクが圧巻のミドルシュートで先制点をもたらした。右サイドからのスローインをPA手前で受けると、迷いなく右足を一閃。鋭い弾道のシュートはゴールネットへ突き刺さり、鳥栖が1-0と先制に成功した。その後もFW豊田陽平が積極的にシュートを狙い、MF藤田直之のスローインからチャンスをつくる。鳥栖が流れをつかんだままに前半を折り返した。

　後半に入っても、その流れは変わらない。すると後半30分、藤田の右CKにゴール正面の池田が合わせて、ヘディングシュート。2点差に突き放した。同38分には中盤でボールキープしたMF金民友が競り合いの際にMF高地系治の肘打ちを受ける。このプレーで高地は退場。数的有利な状況となった。そのまま逃げ切り、鳥栖が2-0の勝利。2戦ぶりの完封勝利で勝ち点を64へ伸ばした。

　試合後のインタビューで先制点を決めたキム・ビョンスクは「早い時間に先制点を取ることができて良かったが、自分の出来には満足していない。圭(池田)が追加点を取ってくれて、チームが勝利できたことが良かった」とコメント。追加点を決めた池田は15戦無敗で2位という状況にも、一切表情を緩めずに「これからまだまだ試合があるので。うちはみんながハードワークをしてDFから入るチーム。それを続けて、結果的に連勝につながっていけばいい」とキッパリ話した。